日常の幸せと、誰にも言えない欲。そのあいだで生きるわたし。

女の掟

日常に不満があるわけじゃない。
夫はやさしく、子どもたちは可愛くて、家族との時間も好きだし、仕事にだって恵まれている。
表向きには、一般的には「幸せな人」の分類に入るのかもしれない。

それでも、もうひとつの世界を手放せない自分がいる。

家族の前とは違う声で笑い、
仕事では見せない顔で求められ、
“女としてのわたし”が存在できる場所。

その世界を、わたしは捨てられずにいる。

p活を始めて1年半。
嘘に慣れてしまった自分が怖い日もあるし、
夫の優しさに後ろめたさを全く感じないわけではない。

だけど、会いたい人に会い、
美味しいものを食べ、
身体を重ねて、
たっぷりのお礼を受け取り、
最後は何事もなかったように家族の食卓へ戻る。

その“行き来する感覚”が、今のわたしを形作っている。

日常はわたしを支え、
非日常はわたしを呼吸させる。

そのどちらもある今のバランスが自分には合っているのだと気づいてしまった。

わたしは表の幸せを大切にしている。
でも、誰にも言えない欲もまた、本物。

「どっちが本当のさちなの?」
と聞かれることがあるけれど、
どちらも本当で、どちらも嘘じゃない。

“女の掟”なんてたいそうな言葉を使ったけれど、
実際はもっとシンプルで、もっと身勝手で、もっと人間らしい。

わたしはわたしの欲に素直に、
でも日常も壊さずに、
静かに両方を抱えて生きていく。

このブログには、その過程を淡々と、時に赤裸々に記録していこうと思う。

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p活と愛人の“あいだ”で生きてます。
このブログの背景となる考えをまとめています。
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書いている人:さち
30代後半・既婚・会社員。日常と裏側の記録。

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